『アンチエイジング』についてまとめてみました。　第1回「老化」の原因を考える

年齢を重ねるごとに精神的には充実していても、忙しさや不規則な生活の為に体や健康、美容に関しておろそかになってしまう方も結構おられるのではないでしょうか。しかし、良く考えてみると精神的な充実も健康的な体があってこそ。見た目も若々しく見られたならさらに精神的にも充実した生活を送れるのではないでしょうか。
ということで、今回はアンチエイジングについてまとめてみました。

様々なアンチエイジングの情報がありますが・・・

現在アンチエイジングに関して、様々な情報があふれています。ビタミン、ホルモン、食事療法、サプリメント・・・などなど。結局どうすればいいのかお悩みの方も多いかと思います。今回は様々な情報をできるだけ簡単にまとめてみたいと思います。

アンチエイジングとは？

まずは「アンチエイジング」という言葉の定義について確認しておきたいと思います。
このサイトで紹介する「アンチエイジング」とは、
加齢による身体やお肌の衰え（老化）を可能な限り小さくし、いつまでも若々しい体、お肌を目指すことです。

特に美容に関連する情報を扱います。体と美しさを若い状態で維持することで「心」も若々しくなり、積極的で充実した生活をおくれることでしょう。

老化の原因

まずは老化の主な原因について考えてみます。これらの原因が個人差があるでしょうが複合的に影響して「老化」を引き起こしていきます。

加齢によるもの

年齢を重ねるごとにホルモンの分泌量が減ったり、細胞の分裂速度が落ちていくなど、避けることができない現象が起こってきます。
しかし「歳だからどうしようもない・・・」とあきらめる必要はありません。効果的にサプリメントなどで不足分を補うことで、影響を最小限に抑えることができます。

紫外線やタバコ、環境汚染など外的要因によるもの

紫外線は細胞の遺伝子を傷つけたり、肌の奥の真皮にまで到達して、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンを変性させ、シワの原因となってしまいます。また、たばこや環境汚染物質は活性酸素を発生させるとされており、老化を早めることになります。

食生活によるもの

偏った食生活により、余分な血統とタンパク質が結合することで、老化物質AGEが生成されてしまいます。
AGEとは終末糖化産物で、「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のことをいいます。このAGEは強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。
また、コレステロールや中性脂肪による動脈硬化は、毛細血管の血流を妨げ、結果末端のお肌への栄養・酸素の供給を減らし、老廃物の除去能力を低下させてしまいます。

【用語解説】AGEとは？

AGE（Advanced Glycation End Products）とは、タンパク質と糖が加熱されてできた物質で、強い毒性があり老化を引き起こす物質の一つとされています。

作りだされる原因は2つ。ひとつは体内で、血中のブドウ糖がに過剰になると、タンパク質と糖が結び付きAGEになります。もうひとつは直接食べる物の中に含まれるAGEです。例えばケーキ。小麦粉（糖）と卵（タンパク質）が調理時に加熱されAGEとなります。
ほぼ分解され消化されますが、一部が体内に吸収されてしまいます。

ストレスによるもの

精神的なストレスや、過度の運動による体へのストレスは、活性酸素を大量に発生させてしまいます。

【用語解説】活性酸素とは？

細胞は生きていく上で、エネルギーと共にいらない物質（老廃物）や活性酸素など、細胞に悪い影響を与える物質を作ってしまいます。また、ストレスやたばこなどの影響でも大量の活性酸素を作ってしまいます。

活性酸素は細胞のDNAを傷つけて細胞を変異させたり、死滅させたりします。さらに、活性酸素は血液中の“悪玉”と呼ばれるLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化を加速させて血管の老化を促進します。また、老化色素であるリボフスチンを作り、細胞の動きを止めるということがわかったそうです。

健康な体にはそんな物質を排出したり、体を守る仕組みが備わっていますが、ストレスや運動不足からその機能が低下してしまい、結果的に老化現象を促進してしまいます。

活性酸素については、次回詳しく紹介します。

第2回「アンチエイジング」の方法